漢字orひらがな 読みやすい日本語のすすめ
どうも、珍しくブログ更新が好調です(よほど暇
今日は日本語の書き方についてのお話だよ。
前置き
まず何について話したいかって、これを見てくれ。何だこれは?って思っても、まず。(自分で解説するのが面倒なだけです、はい)
さて、お題はわかっていただけたでしょうか?
ひらがなと漢字の使い分け方を、きちんと知ってもらいたいのです。
ずーっっっっっと前から思っていたことなんだけど、どうにも気になるからついに記事になりました笑
よく見る使用例
具体例はこんな感じ。誰でもよく目にすると思います。
漢字 | ひらがな |
---|---|
〜時 | 〜とき |
〜事 | 〜こと |
〜為 | 〜ため |
〜物 | 〜もの |
パソコンなどで文字を打つとき、こういった言葉を漢字で書いているという人、いませんか?
つい変換で出てきてそのまま使っている、という方も多いんじゃないでしょうか? 実際よく見かけてわたしがモヤっっとしているくらいですからね。
こういう漢字は使っていいのか、使わないほうがいいのか? それをこれからお話しします。
漢字を「かな」に開くということ
読みやすさを目指して
結論からいって、わたしは形式名詞はひらがなで書くことをおすすめします。 さっきからこの記事の中でも、ひらがなにしてほしい部分をアンダーライン引いてますが、お気づきでしょうか?
実はこれ、わたしは誰に言われずとも「ここは漢字にしないほうがいいのに…」と思っていたところ、翻訳の授業でも、同じことを言われて裏付けが取れました笑
上記のような「とき」「こと」「ため」、「ところ」とか「ほう」とか「くらい」もそうですね。全部漢字にしてしまうと、とても堅苦しい印象になってしまいます。漢文みたいだなって。
それに「なぜ」を「何故」と書くのはまだわかるのですが、「いつ」を「何時」と書かれてしまうと、ちょっと混乱しません?
おばあちゃん世代が書く手紙でなら、違和感ないけれど、わたしたちの世代が書いているのを見ると、違和感しかない。書いているうちに思い出したけど、「たち」も漢字にするのは好きじゃないです。「〜する様に」も「〜するように」がいい。
こういった漢字をひらがなにすることを、「かなに開く」といいます。
今どきパソコンなどの変換機能が高度すぎて、勝手に変換されてしまうんですよね。こと、って打つと「事」が出てくるので非常にイライラします笑 わたしは努めてその「勝手に変換された」漢字をひらがなに直して、文章にしているのですが。
名詞だけじゃない
形式名詞の使い方を例にあげましたが、実はひらがなにしたほうがいい例は、名詞に限らずあるんです。
例えば(個人的感想)
- 無い(漢字にするの画数多くて面倒じゃないの?)
- 下さい
- 宜しくお願い致します
- こう言った(あなたが実際に話してるわけじゃないでしょうに)
- させて頂きます
- 頂戴致します
- 寧ろ(昔これ読めませんでしたよ…)
- 予め
- 有難う御座います(まじやめてこれ、いつの時代の人なの)
- して欲しい(←………っ!!!)
- 出来る
調べたらいい記事がありました。意外と知らないことになっているのが意外でした。
わかりみが深い…
動詞と補助動詞の違い、中学の文法の授業で習ったのが懐かしくなりました笑
ことばに敏感であれ
知らなかった…とか思った方は今から覚えてくれたらいいです。納得して使い分けられるようになればいいのですから。
でも、わたしは誰に教わったのでもなく(まあ文法で習ったかもしれませんが)、自然と使い分け方を知っていました。
どうして「〜欲しい」と「〜してほしい」は書き分けるのかも、意味の違いを考えれば分かることだからです。同じ音だからといって何でも漢字にすればいいという問題ではないんですよ。ということに、気がつける感性を身につけてもらいたいのです。
普段からやってほしいこととして、文章を書くときは、手書きでも活字でも、自分で読んでみて読みやすいかどうかをちゃんと確認してみることをおすすめします。
それで漢字でも違和感がないというのは、ちょっと頭が硬いかよほど漢字に凝り固まっているのか、わかりませんが、日本語の意味的に漢字にするのがふさわしいかどうか、考え直してみたらどうでしょう。
ひらがなばっかりで子供っぽい? 子供っぽさとしてのひらがなの使い方と、読みやすさとしてのひらがなの使い方は違うと思いますよ?
以上、言葉を学ぶ立場から言わせていただきました〜